COLUMN ペンギンロックンロールキャラバン

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注文の多い料理店
注文の多い料理店
宮沢賢治(著)



今まで読んだ宮沢賢治作品の中で一番好きな短編集。

とりあえず透明で切なくて綺麗。

「ひかりの素足」と「土神ときつね」が特に好きかな。

両方とも「死」が描かれるわけですが・・・。

銀河鉄道の夜」もそうだけど、この人の書く「死」は心に深く突き刺さるよね。


収録作
・どんぐりと山猫
・狼森と笊森、盗森
・注文の多い料理店
・鳥の北斗七星
・水仙月の四日
・山男の四月
・かしわばやしの夜
・月夜のでんしんばしら
・鹿踊りのはじまり
・雪渡り
・ざしき童子(ぼっこ)のはなし
・さるのこしかけ
・気のいい火山弾
・ひかりの素足
・茨海小学校
・おきなぐさ
・土神ときつね
・楢ノ木大学士の野宿
・なめとこ山の熊

<オギー>
白痴
白痴
ドストエフスキー 著
木村 浩 翻訳


高校の頃登場人物の名前がわけわからなくなって挫折した本です。

再度挑戦して今度は読破しました。


後半一気に面白くなるドストエフスキーですが、
白痴は中盤から面白かったかな。

しかしラストはともかく、
その前の四角関係から一人はじきだされるところが・・・。
救いようのないところがまたドストエフスキーらしいっちゃらしいんだけどね。

とりあえず面白かったし名作だと思うし自分は好きだけど、
かなり体力と時間を使うので人にはオススメしない。
ススめるならやっぱり「罪と罰」かな。
<オギー>
新編 風の又三郎
新編 風の又三郎
宮沢賢治



収録作
・やまなし(クラムボンのやつ)
・貝の火
・蜘蛛となめくじと狸
・ツェねずみ
・クねずみ
・蛙のゴム靴
・二十六夜
・雁の童子
・十月の末
・フランドン農学校の豚
・虔十公園林
・谷
・鳥をとるやなぎ
・祭の晩
・グスコーブドリの伝記
・風の又三郎


一番好きなのは「グスコーブドリの伝記」。
「やまなし」も良いけどね。
小学校だったか教科書で読んだクラムボンはインパクト強かった。

全体的に前にブログで書いた「新編 銀河鉄道の夜」収録作よりもっと淡くて詩的な感じかな。
オレはこっちの方が好き。
<オギ>
石油が上がればオケ屋が儲かる!
石油が上がればオケ屋が儲かる
浅井隆




随分前にブログで書きましたが、浅井隆という人の書いた本が好きで、大学の頃読んでました。

まあ用は「日本はもうダメだ、借金は返済不能なところまで来ている」という本です。
以前は「こうしないとダメだ」でしたが、今は「何やってもダメなので個人資産を守ろう」と少し作風が変わっています。
まあエセ評論家の本的な感じなので情報は胡散臭いのや大袈裟なのも混じってて面白いです。とは言っても、経済学、特に財政学を多少勉強した人間ならある程度本当だと言うことも借金返済不能なことも分かりますが。

世間は年金うんぬんで騒いでますが、郵便貯金が降ろせなくなる日の到来も現実的になってきた昨今ですから、この本の最後に書いてある「資産は円で持つのではなくファンドを活用しろ」的な話も納得できます。

事故米のことと言い、この世界はもはや改善策うんぬんではないんです。
考えたって救うことができずに暗い気持ちになるだけなら

ヤングパンチの「CAN'T save the earth」でも聴いてハッピーな気持ちになるのが最善だ。

なんでこの曲はベースを聴いてるだけで楽しくなるのだろう。
<オギー>
罪と罰
罪と罰
ドストエフスキー




ロシア文学史に残る名作、「罪と罰」ですが、今まで読んだドストエフスキー作品の中じゃぶっちぎりで読みやすかったです。

とりあえずは一つの殺人事件を巡っての葛藤の物語なのですが、葛藤の内容が殺人に対する罪悪感とか後悔とかそういうのでは無いところが熱いところです。

ってかドストエフスキーの作品って、どれも終わり方がやるせないよなぁ。

相当面白いです。
<オギ>
新編銀河鉄道の夜
新編銀河鉄道の夜
宮沢賢治



ふと読みたくなって読みました。

収録作は
「双子の星」
「よだかの星」
「カイロ団長」
「黄いろのトマト」
「ひのきとひなげし」
「シグナルとシグナレス」
「マリヴロンと少女」
「オツベルと象」
「猫の事務所」
「北守将軍と三人兄弟の医者」
「銀河鉄道の夜」
「セロ弾きのゴーシュ」
「飢餓陣営」
「ビジテリアン大祭」

好きなのは「銀河鉄道の夜」と「セロ弾きのゴーシュ」。
それに「オツベルと象」かな。


言葉づかいが良いよね。


ただ、読んだあとに自分は少し鬱になりましたが。。。
<オギ>
ティファニーで朝食を(村上春樹版)
ティファニーで朝食を(村上春樹)
トルーマン・カポーティ 作
村上春樹  訳



姫子ちゃんより借りたので読みました。

カポーティのファンでもなければ、ついついオードリー・ヘップバーンの映画を思い浮かべてしまいそうですが、原作はちょっと違います。

主人公はもっと冴えない感じだし、ホリーももっとぶっ飛んだ感じ。
ラストも違う。

前にブログで書いた龍口直太郎訳版の方が好きだけど、こういうのがあると久し振りに読むきっかけになって良いよね。

ちなみに収録作は
「ティファニーで朝食を」
「花盛りの家」
「ダイアモンドのギター」
「クリスマスの思い出」

カポーティの短編の中じゃ淡い方かな。。。
村上春樹にはもっと病んだ作品を訳して欲しかった気もするなぁ。
<オギ>
火車
火車
宮部みゆき



久し振りに宮部みゆき

これはカード破産から生まれた悲劇(惨劇?)の話。


宮部みゆきはわりと好きで面白い、って思う。

文体とか心理描写とかはあんまり好きじゃないんだけど、なんていうか、やっぱりストーリーが良いのかな。

引き込まれて一気に読んじゃうけど、「読む」ことが楽しいというより、「知る」ことが楽しいという感じ。面白い話を、情報を小出しにして展開してくからだと思う。

ってかこれも会社の本棚にあったんで読んだんだけど、最近はその本棚がマンガとか増えてきて微妙な感じです。
<オギ>
幽霊たち
幽霊たち
ポール・オースター 作
柴田元幸 訳



「ニューヨーク三部作」の一つ。

私立探偵ブルーが妄想したり妄想したり妄想したり思い出したり何もしなかったりする話。

のような深く刻まれたような何も残らなかったような話。

それでいて考えさせられたような頭を真っ白にされたような話。


「まずはじめにブルーがいる。次にホワイトがいて、それからブラックがいて、そもそものはじまりの前にはブラウンがいる。」
なんて始まるけど、ずっとこんな感じの機械的な心の無いような文章で最後までいく。

この文体は好きな感じ。


それと挿話が極端に多い。

父親より年上になってしまう息子とか。


とりあえず面白かったけど万人にオススメではないかな。
<オギ>
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド
世界の終りとハードボイルドワンダーランド
村上春樹




かなり好きな作品です。

3部作に劣らず、むしろ3部作以上に面白いです。

やっぱり日本の作家だと村上春樹が圧倒的に好きかなぁ。


前半はちょっとわかりにくいけど、読みやすくてサクサク読んじゃいます。

前半は「世界の終り」が退屈で、「ハードボイルド・ワンダーランド」がめまぐるしくてすぐ次が読みたくなる感じで、後半はむしろ「世界の終り」の方が先が気になる感じです。

村上春樹は読んでるけどこれは読んでない、って人には絶対読んで欲しい1冊。
そんで村上春樹は読んだことないって人には、3部作から読んで欲しいけどこれはこれでオススメです。

そんな感じ。
<オギ>

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